KAN弾き語りばったり#13 Moonlight Sirinade in 京都市北文化会館
昨日は植物園を出た後、北大路駅まで移動です。まず駅上の北大路VIVRE内の「十勝大名」で休憩です。
その後、駅横の京都市北文化会館で「KAN弾き語りばったり#13 Moonlight Sirinade」に参加です。
以下、セットリストは他のサイトに譲るとして、ネタばれありのトーク集です。これから参加される方はご注意ください。
「遅くなりましたが、こんばんは、KANです」
「僕のライブ初体験という方、ゆったりと手を上げてください(会場20名ほど挙手)。ではその中で、友達や家族にムリヤリ連れてこられたという方、ビシッと手を上げてください(会場ちらほら)。今の方はもう知っている曲出てきませんから。あとは僕の視線でいかに興味の無いお客さんを惹きつけるかです。」
「もうお気づきかもしれませんが、13回もやっていますが、ただ曲順を入れ替えただけじゃないかとお思いの方、その通りです。でも、曲順が違うだけで違った聴こえ方というか、発見があります。」
「次の曲『キリギリス』では、本当はストリングスやホーンセクション、オーボエなんかが入っていて、とてもピアノ1台では無理な楽曲ですが、それを1人でどこまでできるか自分への挑戦です。 というわけで、皆さんは気楽にしっこしながらぐらいの気持ちで聞いてください。」
「次は僕の尊敬するビリー・ジョエルの曲と、それに影響を受けたというか、それを目指して作った曲です。ということで、皆さんは同じような曲を2曲続けて聞かされるという。」
「つるの剛士くんがカバーアルバムの中で僕の『永遠』を歌ってくれまして、で『今度は曲作って下さい』って頼まれたんだけど、コンサートやレコーディングの最中だったので『いつになるかわからいよ』って言ったら『いつまでも待ちます』って。で、その曲が去年の夏にようやく出来て、つるの君は全国ツアーを回るんですが、今度は『武道館でシークレットゲストで出て下さい』って頼まれて僕も『いいですよ』って答えたんです。で、武道館って言えば剣道じゃないですか。柔道っていうのもありますが、柔道着着たとたんに弱々なのがばれちゃいますから、剣道しかないです。で、つるの君に『今日のゲストです』って呼ばれたので、剣道着着て、面つけて竹刀持って出て行ったんです。もう会場中が『誰?』って感じなのでつい『福山雅治かもしれんぞ』って言ったのが失敗でしたね。面取ったら『あ…』ってあからさまにがっかりされて。で、ピアノ弾き始めたらつるの君が『KANさん、籠手、籠手取って!』って。会場中が『この人は何しに来たんだ?』って空気になって。武道館って八角形で天井高いじゃないですか。その天井一面に?マークが漂っているのが見えて、それは綺麗でしたよ。」
「去年23周年記念ライブをやったときに6人ゲストに出てもらって、Mr.桜井君でしょ、aikoちゃん、山崎まさよし君、平井堅さん、それから東方神起の根本要さん、あとASKAさんね。その中から誰かの曲を歌おうと思うんですが誰が良いですか?(会場『スタレビ~』『トワイライト・アヴェニュー』『木蘭の涙』)偏ってるねぇ。組織票ですか?では山崎まさよし君でアルバム『おめ』から『おねもれてぃーめおねもれちゃんせ』・・・え、違うって?あ、『HOME』から『one more time, one more chance』ね。てっきりイタリア語かと思ってた。イタリア語って最初の『H』を発音しないんです。」
「では、『男子~』『女子~』いきますよ。Call&Responseです。特に最初の男子、大きな声を出さないと後が続かないのでがんばってください。やらされる上に責任まで負わされるという、Call&Responsibilityですね。ではいきますよ『男子~』(会場『は~い』)ゆる~い。もっと大きな声で。『男子~』(『は~い』)『女子~』(『は~い』)いいですね。次『京都府』(『は~い』)『大阪府』(『は~い』)『滋賀県』(『は~い』)滋賀県多いですね。では『福井県』(『・・・』)いませんか?では『津』(『・・・』)いませんね。」
「このコンサートでは、毎回『男子~』『女子~』をするんですけれど、これをしているのがaikoちゃん、しょこたん、Perfume、そしてKAN。このカテゴリーからは外れたくないので、やめるまで続けます。」
「先日の大阪でのコンサートに山崎まさよし君が来て、翌日自分のコンサートで『男子~』『女子~』をやったんだって。もう2度とやらないって言ってました。確かに、aikoさん、しょこたん、Perfume、KAN、そこに山崎まさよし君が入るのはちょっとニュアンスが違う気がする。」
「でもいつかみんなが『男子~』『女子~』をやるようになっても『なんかKANのだけは違うらしいぞ』って言われたい。そこで、男子は裏声で、女子は地の底から出るような低音で行きましょう。では『男子~』(『は~い』)あま~い。もっと頭のてっぺんから出すつもりで。Call&Falsetto Responsibilityでもう一度。『男子~』(『は~い』)『女子~』(『は~い』)いいですね。今度は『女子~』にかぶるように、音符で言えば『タンタンタッターン』って感じで。そして最後は『ショッカー』『イー』ですから。いきますよ『男子~』(『は~い』)『女子~』(『は~い』)『ショッカー』(『イー』)わははは、最高ですね。」
「皆さんには開演前にピンクカードを書いてもらいましたが、なぜこれをするかというと話せば長くなるんでキャッツアイしますが、このコンサートは台詞が全部決まってるんです。事前にワーペロで打って印刷してトイレに張って一字一句覚えて毎回同じ台詞を話してるんです。すでに他の会場に行った人は『うんうんその通り』って思ってるでしょ。嘘だと思うなら広島の席がまだありますからぜひ来て確かめて下さい。」
「その中でピンクカードコーナーが唯一フリートークタイムです。PCCがFTTなんです。そんなわけで読むカードを選びますので皆さんはしっこするなり飲むなり好きにしていて下さい。」
「最近字が読めなくなって、すいません、メガネ持ってきて下さい。(秋川雅史さんもといスタッフの近藤さんがLEDがチカチカ光るピンクのハート型のメガネを持って登場)メガネかけたらかけたでチカチカチカチカ…いやこれもらったんですけどね、電池切れたらやめようと思ってるのに意外と切れやしない。しかしトークで中途半端な小道具に頼るようになっちゃダメだね。で、僕のメガネは?なんだ最初からピアノの上にあるじゃない。」
「このカードには『お書き頂いた内容は本日のステージ上で有意義に活用させて頂くことを第一目的としています』と書いてありますから、本名が書いてあれば当然読まれることを了解されていると判断します。なので困る人は、立ち上がってしっかり手を挙げて『困ります!』と大きな声で言ってください。」
「お名前○○さん、いらっしゃいますか?『うちのベランダに鳩が住み着いていて追い払ってもすぐに戻ってきます。こうしている間も鳩が来ているかと思うとコンサートに集中できません』大変ですね。こうしている間も鳩が『クルップ~』とか鳴いててね、『どやっ』って顔してたりね。」
「次も落ち着けない方。『今日はミスチルの先行予約の抽選日です。発表が7時にあります。気になって仕方がありません』今日連絡が来るの?メールで?それは気になるよね。『うだうだ喋ってないで早く終われ』とか考えているでしょ。ちなみに先行予約の連絡待ちの人他にもいますか?(会場結構挙手)こんなにいるの?昨年の23周年のときにMr.桜井君に来てもらって、彼がステージに出たとたんに僕がアウェイになったもん。それまでは、僕のファンの中にミスチルのファンがいるって思ってたけど、本当はミスチルのファンの一部が僕のコンサートに来てくれてるんだってわかりました。」
「次お名前××さん、いらっしゃいますか?潜伏中?『今日タクシーの中で運転手さんと2人きりのとき、思いっきりすかしっ屁をされました。こんなときはどうすればいいですか?』まぁ窓を開けてパタパタするぐらいですかね。あと、日本にはこの習慣はありませんが、タクシーを降りて料金を渡すときに『はい、これチッペ』ってすればいいんですよ。」
「次△△さん。『私が初めて握手した有名人はKANさんです』え、どこで?(『神戸で公開放送のとき出待ちして』)じゃぁ結構昔だ。『いまKANさんが握手したいのは誰ですか?』う~ん、やっぱり北川景子ちゃんか佐々木希ちゃんかな。もう握手どころか想像出来る全てのことをしたいですね。北川景子ちゃんと佐々木希ちゃんとどちらがいいかな、やっぱり北川景子ちゃんかな、って決めると、北川景子ちゃんがどんどん離れていくんですよ。って話をラジオで根本要さんにしたら『狂ってる』って目で見るんですよ。」
「今日なんか寒くないですか?(最前列のお客さんに)寒くない?大丈夫?おかしいなぁ、客席から冷たい空気が流れてくるんですけど。(舞台袖に向かって)冷房入れてない?おかしいなぁ。」
「と、盛り上がってきたところで重々しい曲です。」
「以上、本当にあった悲しい曲第4位から第2位でした。さて第1位は何でしょう?」
「それでは形式的に最後の曲です。」
「今年は3月までこのツアーが続きます。で、ツアーが終わったら、新しい楽曲が出るとか夢見てる人がいたら思いとどまってください。」
「東京での話になりますが、昭和音大管弦楽団とのコンサートを5月1日にやります。今時オケと一緒にやるのも珍しくないですが、僕の場合は違います。オケの譜面を全部自分で起こします。今まで1曲起こしたことはありますが、全部は初めての挑戦です。その締め切りが3月末なのでコンサートの合間にも譜面書いてます。で4月1ヶ月かけて授業として練習してもらいます。僕も大学に潜入して練習に立ち会います。」
「僕は音楽家の最高峰は指揮者だと思っています。今回の挑戦もその一歩です。いきなりプロのオケと一緒にするとお金がいくら掛かるかわかんないし、『金ならいくらでもあるぞ』ってプロのオケに僕の譜面なんか見せても、なんかいじめにあうのがオチですから。」
「指揮者なんて早々なれるものではないですから、死ぬのが先か指揮者になるのが先か、って思ってます。指揮者になる頃には、こう白髪のロンゲで、眉毛も長くて、耳から耳毛が出ていて、陰では『ミミゲ先生』って呼ばれていて。そしてこうゆう派手なアクションでね、勢い余ってズボンがずり落ちて、『ああ~』ってよろめいて、第一ヴァイオリンのお姉さんにがばっ、て抱き付いて、向こうも「何すんのよ~!」ってもってビンタばち~ん!弾みでズラがびよ~んと飛んで、コントラバスの人の頭にすぽっ!…て感じでね。これを毎曲やるんですから。」
「オーケストラの仕事が終わったら、ちょっと休んでまずゴルフをやって、そのあと考え始めようかな、なんて気持ちになりつつあります。」
で、恒例の最後のアナウンス「・・・のジュレ、カプチーノ添え」というなが~いものでした。全部覚えた方、または一部でも覚えているって方はコメントください。
というわけで本当の終演です。トークだけでも十分元は取れます。その上KANちゃんの素晴らしい歌とピアノが聴けるのですから。次(次回は#17の予定です)もぜひ参加したいです。
おまけ:物販で売っていた「月光しりなあめ」
・・・
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