野村万作・萬斎狂言公演
今日は午後から、びわ湖ホールで「野村万作・萬斎狂言公演」を見に行きます。野村万作さん、萬斎さんの狂言公演はびわ湖ホールが出来て以来、毎年のように行われ、そのたびに見に来ています。
まず、萬斎さんがストーリーと用語解説のレクチャーを行います。このレクチャーもおもしろくまたわかりやすく、リラックスして舞台に集中できます。
一曲目は「謀生種(ほうじょうのたね)」いつもおじさんにウソをつかれる甥が、逆にだまそうとするが結局負かされてしまいます。おじさんは「うそがうまいのはうその種があるから」と言って、甥に庭を掘らせますが、もちろんそれもうそでした、というお話。わかりやすいコントねたですね。
二曲目は「八句連歌」友人に借金をしている人が、返せないのを謝っておこうと友人宅を訪ねます。友人は、また借金に来たのか、と居留守を使います。しかし、伝言に残していったお侘びの句を聞いて呼び戻し、連歌を行います。桜を句に詠んだ春らしい曲です。
3曲目は「花折」お寺の新発意(しんぼち:出家したての人)が、留守番を任され、お寺の桜を見に来る人が来ても中に入れないように、と言われます。しかし、お酒飲みたさに花見客に難なく入られてしまい、自分もへべれけになって、お土産に桜の枝を折ってあげてしまいます。2曲目と同じ春の曲ですが、謡いの入ったにぎやかな曲です。
3曲ともわかりやすく楽しい内容で、あっという間の2時間でした。びわ湖ホールも、県の事業仕分けで民営化の話が出ていましたが、こうした公演はいつまでも続けて欲しいです。次の公演が楽しみです。
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